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臨済宗大徳寺派興臨院大橋香林自筆画賛 利休居士像 共箱

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利休像は、お茶席に古来尊ばれてきた題材で、利休忌始め季節を問わずお使いいただけます。利休居士像には辞世の句として有名な『人生七十力囲希咄我這宝剣祖仏共殺』が添えられております。利休居士の辞世の句は、七十年の人生を静かに振り返りつつ、最後に「迷いや執着を断ち切る心」を示した、禅の境地を象徴する名句です。自らの内にある「宝剣」清らかな智慧によって、あらゆるこだわりを超え、真実の境地へ向かうという利休最晩年の心境が込められています。落款は『前大徳香林八十叟』として印が捺され、共箱は蓋裏に『利休居士立像 前大徳香林叟(花押)』と署名されております。香林老師の晩年の揮毫でございます。
全体的に状態も良好です。

共箱。紙本。塗軸。

長さ170.5㎝ 幅30㎝(表装を含む)

『人生七十力囲希咄我這宝剣祖仏共殺』
【読み方】
人生七十力囲希咄、我這の宝剣祖仏に共殺す(じんせいしちじゅうりきいきとつ、わがこのほうけんそぶつにころす)
【意味】
「力囲希」は感嘆詞。「咄」は「喝」と同じ。したがって「力囲希咄」に中に、利休の遺偈の真理はおろか、全宇宙の真理が含まれている。人生七十年というが、そんなものは自己が宇宙大であることが解れば、この小さな肉体に拘ることが解れば、この小さな肉体に拘ることは何もない。この絶対的自己は、自由無礙の殺人刀のようなもので、釈迦や菩提達磨であろうが一刀両断である。この優れた働きがあるために殺されても死なぬ。祖仏をも超越した大悟の境涯の端的を示す。

▢大橋香林(おおはしこうりん)*紹真香林(じょうしんこうりん)
明治34年(1901)~昭和58年(1983)
臨済僧。岐阜県羽嶋に生まれる。京都花園大学を経て、大正9年(1920)に大徳寺の円山伝衣に参じその法を嗣ぐ。昭和元年(1926)大徳寺塔頭興臨院の住職になる。昭和5年(1930)和歌山県円心寺の住職となる。昭和48年(1973)三重県上野市の龍王寺再建のため住職となる。昭和58年(1983)遷化。83歳。

【参考文献】
茶掛の禅語辞典 淡交社

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